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鈴木燕市長が臨時記者会見、地域経済活性化に向けた総額約2億円の一般会計補正予算の概要など5項目を発表 (2011.1.20)

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鈴木力燕市長は20日午前11時から臨時記者会見を行い、地域経済活性化に向けて編成した総額約2億円の一般会計補正予算の概要など5項目を発表した。

臨時記者会見を行う鈴木燕市長、バックパネルを「越後つばめの天神講」のポスターで飾る

臨時記者会見を行う鈴木燕市長、バックパネルを「越後つばめの天神講」のポスターで飾る

補正予算は、きめ細かな交付金事業が10事業で1億2,420万円、住民生活に光をそそぐ交付金事業が4事業で2,620万円、財政調整基金積立金4,881万千円の計1億9,921万9千円。補正後の予算額は363億6,753万6千円となる。

きめ細かな交付金事業と住民生活に光をそそぐ交付金は、いずれも国の地域活性化交付金。きめ細かな交付金事業は、交付予定額が総事業費の3分の2の7,539万7千円で、老朽化した公共施設の補修や道路、排水施設の維持補修に充て、とくに財源の有効活用の観点から地方債の対象とならない事業などを優先した。

住民生活に光をそそぐ交付金は、交付予定額が総事業費の4分の3の1,971万7千円。男女共同参画、自殺対策、学校図書館と図書館の蔵書充実に充てる。財政調整基金積立金は、普通交付税の追加交付額1億0,410万5千円を地域活性化交付金事業の継ぎ足し単独費に活用し、交付額の一部を財政調整基金に積み立てる。

また、天神講の菓子を新たな燕の名物として宣伝してゆく考えを示した。天神講は菅原道真公の命日、2月25日に学問の神さまとして知られる道真公が描かれた掛け軸を飾ったり、供え物をしたりして子どもの健やかな成長や学業向上を願う。

全国各地に同様の風習が残るが、燕市がユニークなのは、天神講専用の道真公や招き猫をかたどった粉菓子や金花糖の菓子の存在。燕市に生まれ育った鈴木市長は、子どものころからこの風習に当たり前のように親しんだのに、新潟市では知らない人も多いことから、燕市をPRするいわば宣材のひとつとして、市長選のころから注目していることを明言してきた。

「越後つばめの天神講」のポスター

「越後つばめの天神講」のポスター

今回は「越後つばめの天神講」として道真公の掛け軸や菓子の写真を掲載したポスターやちらしを作成し、公共施設などに配布、掲載。この日の会見でもバックパネルに張り出した。

「広報つばめ」の2月1日号にも天神講の特集を掲載。先に市のホームページに「燕市の天神講」を掲載。さらに、道真公の掛け軸がなくても自分で神を切って道真像を組み立てて作り、飾ることのできる「道真くん」キットの画像データをPDFで作成し、市のホームページからダウンロードできるようにする。

時間がないこともあり、ことしの取り組みはそのていどにとどまるが、次年度以降も新たな企画を展開し、宣伝してゆく。発表項目は次の通り。

  • 地域活性化に向け「総額1億9,921万9千円」の補正予算を編成〜国の経済対策への対応、一般会計補正予算(第9号)〜
  • 総額2,002万円の寄付が集まりました〜燕市こども夢基金〜
  • 特命4プロジェクトが報告書を提出〜「燕ジュニア検定」や「つばめっ子かるた」などを企画〜
  • 110人が「100日運動」に登録〜「健康づくり100日運動」実施状況
  • 春を呼び込む天神講(てんじんこう)〜新たな燕の名物として宣伝していきます〜