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第57回文化財防火デーにあわせて三条市歴史民俗産業資料館で防災訓練 (2011.1.27)
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第57回文化財防火デーの26日、昨年に続いて三条市歴史民俗産業資料館で防災訓練が行われた。
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第57回文化財防火デーにあわせて三条市歴史民俗産業資料館で行われた防災訓練
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同資料館と隣接する青少年育成センター、図書館の職員、さらに来館者の約20人が参加。館内で出火を想定し、消火器で初期消火を試みるも失敗し、来館者を裏口から避難誘導、貴重品などの搬出のあと消防車が到着して放水するという手順で行った。
「文化財防火デー」は、昭和24年1月26日に現存する世界最古の木造建造物だった奈良県・法隆寺の金堂が炎上、壁画が焼損したことから、昭和30年に当時の文化庁が1月26日を文化財予防デーと制定。この日にあわせて全国の文化財建物で防火訓練などが行われいる。
三条市では十数年前に県指定文化財の三条市・本成寺の三門で行い、昨年は同資料館(旧武徳殿)が三条市初の国登録有形文化財に登録されたのにちなんで初めて同資料館で行い、ことしで2回目となった。
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消火器を操作して初期消火の訓練
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このところの大雪で、敷地は厚い雪で覆われ、木造の資料館建物もとくに下屋(げや)の部分にたくさん雪が積もり、そろそろ雪下ろしが心配になっているところ。資料館に向かって放水すると、雪が重くなってますます危険なため、実際には放水せずに、ホースの先の管槍(かんそう)を屋根に向けて構えただけで実際に放水は行わなかった。
一連の訓練のあとは水消火器の訓練も行い、いずれも不特定の人が出入りする施設だけに、万が一のときに職員が慌てず行動できるよう、順に消火器を操作して練習した。
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