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三条市が第1回除雪対策本部会議、雪捨て場に下田大橋上流側を追加、雪下ろしが必要なのは施設本体で14施設、周辺施設も含めると25施設 (2011.1.30)
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三条市は日曜の30日に第1回除雪対策本部会議を招集し、前日29日に発足した除雪対策本部の指揮で週明け31日から本格的に行う雪下ろしや除雪に備え、今後の除雪や排雪の対応や方針を確認。雪捨て場として新たに下田大橋上流側を追加した。
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30日開かれた第1回除雪対策本部会議
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午後3時半から三条庁舎で開き、本部長の国定勇人市長をはじめ対策本部の本部員11人と事務局要員も出席。雪捨て場とする排雪場所は、当初の三條機械スタジアムに28日正午から三条下水処理センターを加えたが、さらに3カ所目として下田大橋の上流、まつり会場となっている場所を追加した。
旧下田村では排雪場所を設けたことがないらしく、下田地区で初めての排雪場所に。31日午前9時から追加予定で、3カ所とも開設時間は午前9時から午後4時半まで。
これまでの除雪状況は、30日も含めて市内一斉除雪が8回を数え、融雪剤の塩化カルシウム散布量は約73トン。公共施設の雪下ろしなどの必要性は、この日午前中に各部署で担当施設へ出向いて調査した結果を報告した。
調査の結果、すでに雪下ろしした施設を除いて施設本体で雪下ろしが必要なのは14施設。周辺施設の雪下ろしが必要な施設を含めると25施設。ほかに周辺道路や駐車場の除雪が必要な施設もある。
市民の除雪支援として、社会福祉協議会が高齢者世帯への補助制度、除雪ボランティアがある。高齢者世帯への補助制度は、要援護世帯の除雪1回につき15,000円を限度にひと冬2回まで助成する。
これまでの市内の雪による被害状況は、30日午後3時までで死者2人、けが10人。とくにこの日30日は、雪下ろし中に屋根から転落する事故が3件もあった。西大崎の50代男性が骨折、嘉坪川2の60代男性が打撲、栗林で50代男性が骨折の疑いといった内容だ。
いずれも三条地区なのが特徴。市内でも平場で屋根の雪下ろしが始まっているのがわかると同時に、ひと冬に何度も雪下ろしするのが当たり前の下田地区と違って雪の少ない三条地区では雪下ろしに不慣れなために事故が相次いだようだ。
国定市長は、雪に関する問い合わせの内容を確認。いちばん多いのはやはり除雪に関する苦情で、次いで多いのは雪下ろしの手配、照会で、内容はホームページにも掲載している。また、今後の降雪も心配していた。
副本部長の吉田実副市長は、積雪で建物が危険と感じたらすぐに雪下ろしを手配し、消防水利の確保は消防団員への協力の要請も求めた。
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