本成寺で3日の節分会を前に本成寺婦人会が恒例の福豆の袋詰め、3万袋を用意 (2011.2.1)

「節分」の3日に三条市・法華宗総本山本成寺で行われる節分会を前に、同寺の壇信徒でつくる本成寺婦人会（安田百合会長）は1月31日、ことしも参拝者に販売するくじ入りの福豆3万袋の袋詰めを行った。

3日の本成寺節分会の参拝者に配布する福豆3万袋の袋詰め作業を行う本成寺婦人会

午前9時過ぎから同寺で行い、会員約60人と同寺の世話人10人が参加。白いかっぽう着を着けた会員は、「福豆」と印刷された白い袋に、ビニールパックされたダイズと三角に折られたくじを次々と入れていった。袋に豆とくじを入れる人、袋をセロハンテープで閉じる人と作業を分担し、昨年と同じ3万袋を準備した。

また、販売用とは別に、景品などの高額寄付者や事業所の繁栄祈願の人に配布する福豆は、業者からいってもらったダイズを直接、杯で袋に入れる昔ながらの方法で約4,000袋を用意した。

本成寺婦人会は、昨年創立80年を迎えた。子どもたちは県外で暮らす別世帯という人も多く、次の世代の嫁へ引き継ぐことが難しく、新入会員の入会は進まない。

しかし、16歳から70年も福豆の袋詰めに参加しているという女性は、「こうやって、お手伝いに来られることはありがたいこと。健康でなければできないですからね」と、毎年の奉仕が楽しみと袋詰めの手を休めることなく話していた。

空くじなしで当たる福豆の賞品の自転車やコメ、ティッシュペーパーなど

節分会では、午前10時ころから福豆1袋を100円で販売。景品は事業所から寄付された品物などで、自転車やコメ、ティッシュペーパーなどが空くじなしで当たる。

当日は、コメリ四日町店が臨時駐車場となり、午前9時ころから午後3時ころまで、同駐車場から本成寺赤門前までの間、無料のシャトルバスが運行される。