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三条市有形文化財指定の下田地区の仏像2体を学術調査した大学教授を講師に文化財講演会、仏像女子も必見 (2011.2.4)
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三条市と下田郷文化調査審議会(近藤久男会長)は、27日午後2時から下田公民館で平成22年度文化財講演会「新指定の仏像をめぐって〜本都寺阿弥陀如来立像と最明寺千手観音菩薩坐像〜」を開く。
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平成22年度文化財講演会「新指定の仏像をめぐって〜本都寺阿弥陀如来立像と最明寺千手観音菩薩坐像〜」のポスター
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三条市は昨年、市指定有形文化財(建造物)で本成寺多宝塔(ほんじょうじたほうとう)=本成寺・西本成寺1=と、市指定有形文化財(彫刻)で千手観音菩薩坐像(せんじゅかんのんぼさつざぞう)=最明寺・院内=、阿弥陀如来立像(あみだにょらいりゅうぞう)=本都寺・飯田=と下田地区の仏像2体の3件を市の文化財に指定。そのうち仏像2体の学術調査を行った、愛知県立芸術大学教授で新潟県文化財保護審議会委員の熊田由美子さんを講師に講演を聞く。
東京芸術大学大学院美術研究科修士課程を卒業。専門分野は、芸術学(日本・東洋美術史)、文化財学で。仏師運慶と鎌倉彫刻の研究、中世仏教美術を中心に日本美術における創造と受容の関係史、地域の仏教美術の調査と保存に関する研究、童子形像の史的変遷についての研究などを研究課題にしている。
熊田さんは、調査中に撮影した写真をプロジェクターで映すなど、新たに市の文化財に指定した仏像2体について、仏像に関する幅広い研究と重ね合わせて話してくれそう。また、仏像の衣の着衣法を布を使って実演してみせてくれるという。講演は2時間。
「仏像女子」という言葉まで生まれるほど近年、若い女性の間でも仏像の人気が高まっており、仏像の研究家の講演を聞ける貴重な機会。受講は無料だが申し込みが必要で、定員の100人に達したら締め切るの、受講したい人は早めに申し込む。問い合わせや申し込みは三条市市民部生涯学習課(電話:0256-34-5511、内線244)へ。
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