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五十嵐川を調べた三条市・四日町小4年生43人が環境省の「こどもエコクラブ」の「アースレンジャー」に認定 (2011.2.9)
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三条市立四日町小学校(棚橋正明校長)の4年生43人は、昨年4月から総合的な学習の時間に取り組んだ環境活動が、環境省の「こどもエコクラブ」の「アースレンジャー」に認定された。8日、同校で認定証交付式が行われ、国定勇人市長が児童に認定証を伝達した。
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環境省の「こどもエコクラブ」の「アースレンジャー」に認定された四日町小4年生に国定市長から認定証を伝達
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こどもエコクラブは、子どもが誰でも参加できる環境活動クラブで、環境に関する1年間の活動を報告し、頑張った団体などを地球を守る「アースレンジャー」と認定している。四日町小学校では、一昨年2009年に当時の6年生が認定を受けており、同校では今回、2回目。
午後2時に国定市長が同校を訪れ、4年生児童の代表に認定証を読み上げて手渡し、児童が全員で活動のまとめを発表した。
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児童が取り組んだ学習のまとめを発表
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児童たちが環境活動に興味をもったのは、昨年4月。授業の一環で五十嵐川に散歩に出かけ、河川敷に捨てられたタバコの吸い殻などが目に付き、ごみに関心をもったのが始まりだった。
河川敷のごみ拾いを行ってごみの多さに驚いた。五十嵐川の水が三条市の水道の水になっているので水質にも関心が移り、「上流はきれい」というが、その「きれい」の基準を調べた。透明度、水質、生物調査を上流部、下流部で行い、においやぬめりの違いと数値で上流部の「きれい」を実感した。
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4年生全員で記念撮影
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さらには、水の流れについても調べ、水道水の取水や発電も行われていた大谷ダムや笠堀ダム、浄水場、下水処理センターなど各施設を訪れ、それぞれの設備や役割などを調べた。
発表では、テレビ番組の「笑っていいとも」風に司会の児童が「エコっていいとも!」と、「大谷ダム」、「笠堀ダム」、「浄水場」、「下水処理センター」など、児童が調べた施設の役割や内容を次々と紹介。途中、観客に向けたクイズも行われ、国定市長も知らなかったというほど専門的な出題もあり驚いていた。
発表のエンディングは、「五十嵐川はわたしたちの大切な命です」、「命の河をもっと大切にしたいです」などのメッセージを加えた合唱で締めくくった。
国定市長は「いや〜、ほんと感動した」、「どれくらい練習したの、ほんとすごかった。よくわかりました」と、児童たちに大きな拍手を贈り、これからもいろんなことに関心をもって、どんどん調べてほしいと話していた。
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