|
三条中央自動車学校で初の女性検定員、検定で教習生の緊張を和らげる雰囲気づくりにも期待 (2011.2.15)
|
|
|
|
三条市北入蔵2、三条中央自動車学校(高田俊社長)に初めての女性検定員が誕生。検定では、ただでさえ緊張して実力を発揮するのが難しく、女性ならでの気配りやリラックスした雰囲気づくりも期待されている。
|
三条中央自動車学校で初の女性検定員となった関本さん
|
この女性検定員は、関本美樹さん(37)=三条市石上3=。平成9年の入社で事務職に就いたが、上司の勧めで資格を取って翌年、教習指導員となり、教習生を育ててきた。
今回も上司の勧めで検定員の資格を取ることに。年に2度の検定員資格審査で、1回目の審査では落とした項目があり、2回目の審査でそれに合格、検定員の資格を取り、ことし1月11日に同校の検定員に選任された。
同校の教習指導員は18人で、過半数は検定員の資格をもつが、関本さんを含む女性教習指導員3人のうち関本さんが初めて検定員となり、昭和37年の同校創業以来初の女性検定員に。今でこそ自動車学校では、女性の教習指導員は珍しくなくなっているが、まだまだ男性中心の職場だ。
|
きょうも教習車に乗り込む関本さん
|
教習指導員になるとき、関本さんは「学生時代じゃないので、何かの試験に挑戦することはめったにないだろうな」、「人に背中を押されてやるタイプ。やるからには頑張ろうと」と前向きにチャレンジした。
さらにその上の検定員は「難しく、無理だろう」と思っていたが、「皆さんの協力でとれました」。夫婦と子ども1人の3人家族だが、検定員の審査の勉強が大変で審査のことを考えると休日も出掛ける心境になれず、勉強に打ち込んだ。
教習指導員は、教習生の指導だけだが、検定員は教習生の検定で教習車に同乗して、いわば合否を決める採点を行うことになり、それだけに責任も大きい。
先輩からブレーキを踏むのは即、不合格になるので勇気が必要と言われているが、まだその機会はない。自身も検定員となって間もないので、「まず自分が緊張します」と笑う。
「教習生から緊張のせいで失敗したとかいう話を良く聞きます。教習生が百パーセント実力を発揮できる車内の雰囲気をつくっていけたらと思います」と関本さん。ドライブが好きで、職場での人間関係にも恵まれ、「仕事は楽しいです!」とはつらつと教習者に乗り込んでいる。
関連リンク
|