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15日夜に車15台が関係した三条市・石上大橋上の交通事故の原因は、「ブラックアイスバーン」といわれる路面凍結によるスリップ (2011.2.16)
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15日夜の三条市・石上大橋上で発生した交通事故の原因は、「ブラックアイスバーン」といわれる路面凍結によるスリップ事故で、ほぼ同時に計8件15台が関与する大事故だった。
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15日夜、車15台関係した事故のあった石上大橋は、まるで細工したかのように路面全体がきれいにブラックアイスに覆われていた
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午後8時半ころ、国道289号、石上大橋の三条市街地方向から国道8号線方向に向かう車線での事故。トラックが普通乗用車に追突し、その乗用車がスピンしてほかの車にぶつかったのが始まりのようだ。
トラックは中央分離帯に乗り上げ、この最初の事故を避けようとしたり、見ていたほかの車同士も次々と追突したり、自損事故を起こしたりした。ただ、どの車もスピードを控えていたので、けが人はなかった。
三条署によると、事故当時は信濃川の上流側(同車線側)から冷たい風が吹き、同車線側の橋の上全体がスケートリンクのようなアイスバーンで、車から降りてみると転ばないように歩くのも大変な状態だった。
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日中でも日陰には氷が残っていることがあるので油断禁物
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運転席から見た状態は、路面に雪はなく、アスファルトが黒くぬれているように見えて実は薄い氷の膜が張っている「ブラックアイス」状態だった。
昨年1月の早朝、燕市の中ノ口川沿いの凍結した道路で、祖父と中学2年生の女子生徒の乗った車が川に転落し、2人が死亡した事故の原因もブラックアイスバーンだったとみられている。
三条署では、冷え込みが強まる夜間や明け方、夕方には凍結している場所もある。また、気温が氷点下にならなくても、日陰、橋の上や川の近くなど風のある場所など部分的に路面が凍結していることがあり、ドライバーは速度を控え、車間距離をとるなど気をつけて運転してほしいと呼びかけている。
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