2月は振り込め詐欺撲滅の強化月間、「振り込め詐欺被害発生ゼロの日」の15日、三条署がスーパー前で振り込め詐欺被害防止の広報活動 (2011.2.16)

2月は全国の警察で振り込め詐欺撲滅のための取り締まり活動と予防活動などの強化月間に指定。三条署では毎月の年金支給日にあわせた「振り込め詐欺被害発生ゼロの日」の15日、振り込め詐欺被害防止推進員らとともにウオロク興野店＝三条市興野１＝で広報発動を行い、来店者に振り込め詐欺に注意するよう呼びかけた。

「振り込め詐欺被害発生ゼロの日」の15日にウオロク興野店で行った、振り込め詐欺被害防止の広報活動

振り込め詐欺防止推進員4人と同じく推進員の三条市の環境マスコット「エコちゃんサンちゃん」、三条署の警察官4人、市職員の計10人が参加。午後3時から雪の降るなか、同店の入り口に「振り込め詐欺撲滅」とあるのぼり旗をたて、来店客に「振り込め詐欺に気をつけてください」、「何かあったら、すぐ警察に電話してください」と声をかけて振り込め詐欺被害防止のちらしとポケットティッシュを手渡した。

三条署管内で昨年、発生した振り込め詐欺は3件で、被害額は計約394万円。ことしも1月上旬、すでに80歳代の女性が約136万円の被害に遭っている。

振り込め詐欺は、オレオレ詐欺や架空請求詐欺、「金を借りるのに保証金を払え」など融資保証金名目の金を要求する融資保証金詐欺、市役所や公的機関をかたり「金を返すからATMに行け」などといって犯人口座へ送金させるなどの還付金等詐欺などがある。

最近、多発しているのは「手交（しゅこう）型詐欺」。警察官や金融庁をかたって電話をかけてきてキャッシュカードなどの暗証番号を聞き出す。そのあと、被害者宅を訪問し、カードを受け取っていくというもので、1月の被害もこの手口だった。

また、三条署管内では2月にも前兆電話があった。同署では、関係機関や行政とも情報を共有しており、前兆電話があると三条市のメール配信（三条市メール配信サービス　三条市　http://www.city.sanjo.niigata.jp/seisaku/page00532.html　）を利用し、注意を呼びかける内容を配信している。