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18日から天神講の25日まで燕市つばめの茶の間で初めての「越後つばめ天神講の菓子展」 (2011.2.16)
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2月25日の天神講に向けて18日から25日まで燕市つばめの茶の間=燕市燕=で初めての「越後つばめ天神講の菓子展」が開かれる。
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飴屋本舗にずらりと並んだ13種類の天神講の粉菓子、奥には仕入れた金花糖も
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燕市内で天神講の菓子を販売している菓子店が、それぞれで作る菓子を一堂に集めて展示しようと企画。燕地区7、吉田地区1、分水地区2の計10の店舗が協賛する。
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つばめの茶の間に張られた「越後つばめ天神講の菓子展」のポスター
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うち燕地区の2店舗は天神講の菓子を作っていないので専用の木型、ほかの8店舗は各3点以上の菓子の出品を呼びかけており、いくつ集まるかは当日までわからない。また、地区ごとに作る天神講の菓子は、燕地区が粉菓子、分水地区が金花糖、吉田地区がその両方と、くっきり分かれている。
天神講は、「天神」と称される学問の神さま、菅原道真の命日の2月25日に、学業成就や習字の腕が上がるようにと願う全国各地で行われるている風習。燕市内では菓子店が専用の菓子を作るのがユニークなことから、鈴木力市長が発案でこの菓子のPRに努めている。
知らない人からすると細々と続いている伝統行事のように思えるが、クリスマスのある12月より天神講のある2月の売り上げが多い店舗もあり、生産が手一杯な状況。地元では今も2月の風物詩として揺るぎない人気だ。
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戸隠神社の戸隠天満宮
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これを観光行政にも生かそうというのが鈴木市長のねらい。その趣旨に賛同した燕地区の商店街にある戸隠神社の星野和彦宮司が旗振り役となり、「越後つばめの伝統行事を守り伝える市民の会」をつくって市内菓子店に協賛を呼びかけて、初めての菓子展が実現することになった。戸隠神社には、道真をまつった戸隠天満宮の社もある。
そもそも、市内の菓子店がまとまってイベントを行うのも初めてのこと。菓子展をきっかけに横のつながりが深まることも期待され、来年以降も内容や会場なども充実させて継続していきたい考えで、そのために菓子展に大勢の来場を呼びかけている。
毎日午前9時から午後5時まで開く。会場の燕市つばめの茶の間は旧「スプラウト」で、サンロード宮町のアーケード下のいちばん燕橋寄りの角にある。協賛店は次の通り。
【燕地区】▲飴屋本舗▲白根屋▲会処菓子店▲藤井菓子店▲寿津屋菓子店(木型だけ展示)▲柏屋菓子店(同)▲小池屋菓子店
【吉田地区】▲皆川菓子舗
【分水地区】▲小松屋▲さかたや
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