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加茂市が一般会計で前年度比1.0%増となる134億2,900万円の新年度予算案、予算編成方針を発表 (2011.2.24)
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加茂市は24日、一般会計で134億2,900万円、前年度比1.0%、1億3,800万円増の平成23年度当初予算案を発表し、あわせて124項目の予算編成方針も説明した。
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加茂市の新年度予算案、予算編成方針を話す小池市長
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当初予算のキャッチフレーズは「政府の緊縮財政政策の中で、市民の皆さまお一人おひとりの幸せのため最大限に努力する黒字の予算」とした。
124項目の予算編成の中の1番目は、「円高不況の中で、最大限に市民の皆様と企業を御 守りする。国の有利な借換補償制度と緊急雇用安定助成金制度等を支援し、無担保無保証人の小口融資をしっかりと行う」。
2番目は「救命救急センターを加茂病院に併設することに全力をあげる。合同会議(知事・副知事・市町村長・医師会長・救急病院長の会議)で共通認識が合意され、その中に、考えられるあらゆる案を網羅した加茂市長の提案が掲げられた。今後はいよいよ誘致競争の局面に入った」とし、予算案では、「加茂病院移転改築・救命救急センター開設調査費」(10万円)を盛り込んだ。
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予算案概要
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次に、加茂市・田上町消防衛生組合の救急業務高度化整備事業として、加茂地域消防に配備する高規格救急車2台の購入の考えを示し、現在の同消防の救急車は、2台が高規格でもう2台が従来型。計4台に加えて高規格救急車2台を購入し、高規格救急車を4台とする。また、これまでの2台の普通型は予備車として使用する。
このほか、日本で初めてという「骨髄ドナー支援事業」は、骨髄提供者(ドナー)が骨髄の提供にあたり入院及び通院する日数について1日2万円を助成する。同支援事業は、加茂市内の子どもを白血病で亡くした両親らの運動に応えたもの。
また、歳入総額の説明で、加茂市の制度融資の利子補給のための預託金とするための金融機関等からの一時借り入れを除いた実質的な予算では、自主財源の構成比は33.8%で、依存財源が66.2%となると依存財源の高さを説明。これが加茂市の実態であり、日本海側の市町村の一般的な姿とし、愛知県や名古屋市独自の減税についての話ふれ、できるものなら「われわれも税金を減らしたい」と不公平感を訴え、金がある(都市)なら国は金を引き上げるべきとした。
さらに、小中学校の耐震補強工事の推進や伝統文化子供教室の項目などでは、たびたび「事業仕分け」で予算が削られたとの話もあった。
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