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三条市立図書館が19日から28日まで特別整理期間で休館、蔵書点検のほかティーンズコーナーの新設も (2011.2.26)
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三条市立図書館(太向義明館長)では、19日から28日まで特別整理期間として休館し、蔵書の点検を中心に年に1度のまとまったメンテナンスを行っている。
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三条市立図書館の特別整理期間で開架の清掃を行う図書館ボランティア
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重複したり古くなったりした図書の除籍は特別整理期間前に行っており、この期間は蔵書が無くなっていないか、資料のある場所と目録の記述が一致しているかなどを点検する、いわば図書館の棚卸しだ。
栄分館と下田分館も同時に行っており、図書館を閉め切って作業している。ふだんは破損した図書の修理などを行っている図書館ボランティアも活躍。50人以上が図書館ボランティアに登録しており、今回は延べ20人以上のボランティアが書架の清掃などにあたり、職員と連携して作業している。
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新設するティーンズコーナー
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こうした毎年恒例の作業とは別に今回、行っているのが、ティーンズコーナーの開設だ。正面玄関を入ってすぐの書架の一列の前後をすべて使い、約3,000冊の中高生向け図書を集める。
ヤングアダルトとも呼ばれ、とくに図書に親しんでもらいたい世代が現実には子ども用の図書とおとなの用の図書のはざまとなり、読書離れ、活字離れをしやすい世代ともなっている。
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ティーンズコーナーに集める図書の背はこんな感じに
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乳幼児向けにはブックスタート、小学生には読み聞かせがあるが、中高生向けの対応は後手に回っているのが現状。なんとか中高生が読書に親しむきっかけにしてもらおうと、ティーンズコーナーを開設する。
ティーンズコーナー用の図書には、本の背に「ティーンズ」とある緑色のラベルを張っており、3月1日からの特別整理期間明けは中高生が利用してくれることに期待している。
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