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三条市・パルム1の跡地は第四銀行に売却、同銀行三条支店の移転候補地とも、旧まるよし店舗に商業施設の動き (2011.3.1)
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三条市の国定勇人市長は1日、これまで明らかにしてこなかったパルム1の跡地の取得予定先が(株)第四銀行=新潟市中央区=であることを公表した。土地の利用は白紙だが、同銀行三条支店の移転候補地と聞いていると明らかにした。
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昭栄開発株主への説明会
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パルム1跡地を地権者から一括取得している三条昭栄開発(株)の社長でもある国定市長はこの日、三条市中央公民館で関係者などに説明会を開き、取得予定先を公表した。午後2時から同社取締役会を開き、3時から同社の株主への説明会、3時半から地権者への説明会、4時から記者会見した。
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地権者への説明会
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それぞれの説明会などでは、パルム1の取得予定先が(株)第四銀行と明らかにし、これまでの経緯や今後の予定を説明。当初、土地建物一括での買い受けを探したが希望はなく、そのなか更地での売却も視野に入れ、三条市から第四銀行に対して取得を要請したことも明らかにした。
第四銀行との協議の結果は、同物件は土地と建物など地権者43人の共有物件という複雑な権利の物件ということで、金融機関でもある立場上あらゆる不安を除去したいという考えで「安定した権利の状態となってからの契約」という条件で合意した。
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記者会見する国定市長
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また、これまで公表しなかったことについては、その条件が整っていなかったため。合意した条件では、共有物件現地権者が建物を取り壊して更地とし、三条昭栄開発が更地となった土地を一括取得。その後、三条昭栄開発が第四銀行に一括した土地を売却するとしていた。
また、土地の利用について国定市長は、本町にある同銀行三条支店の移転候補地と聞いていると話したが、その形態や時期などは今後の検討によるもので、まったくの白紙の状態とした。
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パルム1跡地とマンション
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2月25日に解体工事完了検査のあと、三条昭栄開発に引き渡し。同社を除いた地権者42人との建物取壊更地売買契約はすべて締結しており、22日から順次、旧地権者から三条昭栄開発への所有権移転登記手続きを行い、昨日2月28日までに1人を除いて完了したことから、ほぼすべてを終了したとして説明会や会見などを開き、公表したと経緯を説明した。
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パルム1跡地へ移転するとも言われる第四銀行三条支店
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旧まるよしの店舗
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今後の予定では、3月上旬までに旧地権者と三条昭栄開発との間における所有権移転登記と土地売買代金の支払いを完了。3月末までに三条昭栄開発から第四銀行へ売却する予定。記者会見での質問では、売却価格については公表できないとした。
取締役会以外は公開で行われ、国定市長はそのいずれでも終始、立ったままで説明。株主と地権者には、最初と最後にこれまで公表できなかったことで不安をあおったことや不満を感じられたことと思うなどと話し、申し訳なかったとわび、頭を下げた。
また、直接の関係ではないとしながらも、同じ中心市街地の大きな建物の旧まるよしの建物が、商業施設としての活用を維持できる新たな動きがあることも明らかにした。
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