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三条市議会3月定例会初日に国定勇人市長が施政方針演説、2期目最初の施政方針を示す (2011.3.2)
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三条市議会3月定例会初日の1日、国定勇人市長が施政方針演説を行い、2期目最初の新年度の平成23年度の施政方針を示した。
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施政方針演説を行う国定三条市長
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国定市長は、はじめに、三条市の人口について、平成22年国勢調査速報によれば102,309人で、総合計画の平成26年の目標人口103,000人をすでに下回っている現状を述べ、「これからの4年間で人口の減少傾向に歯止めをかけるためにも、これまで取り組んできた各種施策をさらに深く掘り下げていくとともに新たな課題の抽出やそれに対応する施策にもスピード感をもって取り組み、市民一人ひとりが『明るく、楽しく、元気よく』暮らせるまちを築いてまいりたい」と述べた。
23年度は「その第一歩となる節目の年」として、先の所信表明でも述べた5つの徹底と3つの基盤の強化を図っていく考えなどを示し、厳しい社会情勢だが「ひるむことなく着実な市政運営に努める」とした。
続いて、政策の柱ととらえる5つの徹底として、「地域経済の再活性化」〜『産業都市三条』にこだわり抜く!〜、「子育て環境の充実〜時代を担う子どもたち・若者たちを育て抜く!〜、「スマートウェルネス三条の推進」〜赤ちゃんからお年寄りまでが健康的に暮らし抜く!〜、「シティセールスの推進」〜三条の素晴らしさをアピールし抜く!〜、「市民参加の徹底」〜市民パワーを活用し抜く!〜をあげて、5項目それぞれの内容にふれた。
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3月定例会初日の議場
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「子育て環境の充実」では、小中一貫教育を確実に進めていかなければならないとし、平成25年度中の完全実施に向けた土台を築いていく。第一中学校区の小中一体型校舎については、保護者や地域からの意見を踏まえて「小学生と中学生が日常的に交流できることに配慮しながら、小学校棟と中学校棟を緩やかに区分する形態での一体型校舎の施設整備に向けて進めてまいります」と述べた。
また、「シティセールスの推進」では、「八十里越」を「当市の魅力の大きな柱」と述べ、早ければ2年後の秋ころには暫定的活用ができるとし、三条の素晴らしさを知ってもらうことのできる太平洋側からの玄関口として期待するとともに、今後2年間で道の駅「漢学の里しただ」を交流拠点施設として整備することや吉ヶ平エリアの整備事業の推進にもふれた。
「社会インフラの整備促進」では、市の大動脈である新保裏館線のJR信越線アンダー工区の工事が本格化すると述べ、防災対策では「あの痛ましい7・13豪雨水害からの復興と被害の再発防止を図るための五十嵐川災害復旧助成事業等が多くの方々のご協力により事業完了する運びとなりました」と述べ、引き続き内水対策事業の推進を行っていく考えを示した。
さらに、「行財政改革の推進」、「社会インフラの整備」、「力強い地域基盤の確立」、「平成23年度予算案の概要」、「環境にやさしく安心して暮らせるまちづくり」、「快適な都市環境を実践できるまちづくり」、「豊かな心をはぐくむ、ふれあいと感動のあるまちづくり」、「時代の変化に対応できる産業を創出するまちづくり」、「健やかに暮らせるまちづくり」、「災害に強いまちづくり」「市民と行政のパートナーシップで築く明日のまち」の11項目の計16項目の方針を示し、40分余りの演説を締めくくった。
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