5日の三条市は、晴れて数日ぶりに気温が6.1度まで上がる穏やかな陽気だった。
アメダスの観測では、明け方までの最低気温は午前1時の1.3度で、最低気温は数日続いた氷点下の冷え込みから脱出。最高は午後2時の6.1度だった。
三条市消防本部南分遣所の観測では、午前9時の積雪は前日と変わらない5センチだった。
三条市の市街地では、3日、4日と雪が降ったものの新しい積雪には至らず、雪は駐車場の隅や田んぼの中などに残る程度だ。
晴れ間の広がったこの日、残雪の弥彦山を背景に三条市栗林や柳川新田付近の田んぼには、数十羽のハクチョウが羽を休め、えさをついばんでいた。ハクチョウは毎年、飛来しており、「たくさんのハクチョウが来てくれるのを見るのが毎年の楽しみ」と、付近の会社に勤務する人は話していた。
記録しているわけではないので記憶の範囲としながら、この辺には2月か3月くらいの春が近づくころに来るような気がすると言い、下田地区に訪れたハクチョウが日中来るのか、北に帰るハクチョウの通り道なのかこのあたりでは「冬の使者」ならぬ「春の使者」かなと話していた。