県三条地域振興局と県央農業振興会議は7日、燕三条地場産業振興センターで「県央地域『美味しい越後姫』コンテスト」表彰式を行い、県央地域で生産されたイチゴ「越後姫」の優秀農業者を表彰し、PRロゴを発表した。
「越後姫」は、平成8年に生まれた新潟ブランドイチゴ。コンテストは、三条、燕、加茂、田上、弥彦の県央5市町村での「越後姫」の生産拡大とブランド力強化やPRを図ろうと初めて開いた。
県央地域の「越後姫」生産農家は15件で、栽培面積は計108アール。コンテストにはうち13件が参加。2月21、22の2日間、サービス業や消費者など6人の審査委員が、それぞれの栽培ハウスを巡回して味、色、硬さ、糖度、ハウス内の整理整頓の5項目を審査し、優秀賞3件、特別賞2件を決めた。
午後1時半から表彰式を行い、園芸産地リーダーや認定農業者、イチゴ栽培農業者、直売所出荷農業者など約65人が出席。優秀賞と特別賞受賞者に表彰状を贈った。
続いて、県央地域産「越後姫」PRロゴを発表。ピンク色の背景に、真っ赤なイチゴのキャラクターと「越後姫」の文字を描いたもので、「平成22年度県央地域『美味しい越後姫コンテスト受賞」などの文字が入る。
ロゴの使用は自由だが、イチゴの出荷時に使用する場合などは糖度9.5度以上などの品質の基準を満たすものに使用することなどの条件もある。審査の結果、参加者全員にわずかな差しかなかったことから、副賞の「PRロゴ」のシールを入賞5件のほかの8件も含めた全参加者に配布した。
このあとは、園芸産地活性化研修会に移り、野菜ソムリエの木村正晃さんを講師に「野菜・果実の消費動向と県央地域園芸の活性化方策について」の講演を聴いた。