しただ郷交流拠点検討委員会は、27日午後1時から4時まで三条市・諸橋轍次記念館で高知県で年間20万人を集客する道の駅「四万十とおわ」を運営する住民出資会社社長の畦地履正(あぜち・りしょう)さんを講師に「しただ郷道の駅フォーラム」を開くので、参加者を募集している。
畦地氏は、高知県高岡郡四万十町の道の駅「四万十とおわ」を運営する住民出資会社「四万十ドラマ」の社長。同道の駅は、「しまんと緑茶」や「四万十川 新聞バッグ」など、地域資源を生かした運営や企画を実践する先進的な道の駅。
フォーラムは、3つの講座にわけて実施。第1講座は、畦地氏の基調講演でテーマは「地球の宝を活かす道の駅とは〜四万十ドラマの挑戦〜」。第2講座はパネルディスカッションで、「住民パワーが元気な地域を作り出す」のテーマで、畦地氏、田上町の小林フミ氏、下田地域の熊倉睦氏がディスカッション。第3講座では「私たちが生きがいを持てる道の駅づくり」をテーマに参加者全員でのグループミーティングを行う。
フォーラムは無料。だれでも参加できるが、定員100人で申し込みが必要。問い合わせや申し込みは、諸橋轍次記念館内の同委員会事務局(電話・ファクシミリ:0256‐47‐2230)へ。
主催のしただ郷交流拠点討委員会は、三条市の下田地域交流拠点施設整備事業により、交流促進センター「庭月庵悟空」をはじめ、農家レストランや農産物直売所の改修や体験プログラムの充実などについて検討している委員会。
同委員会では、畦地氏の発想は「逆転の発想」であり、都会にはないものをいかにつくり上げ、売り込むかに非常に長けていると言い、「燕三条のものづくりに関わる方たちにもきっと興味をお持ちいただけるのではないかと考えております」と大勢の来場を呼びかけている。