東北地方太平洋沖地震やその余震で、三条市では最大で震度4を観測。余震はその後も続き、最初に揺れを観測した午後2時47分から午後5時28分までの間に震度4から1の揺れを計66回、観測した。
三条市西裏館の消防本部に設置された震度計では、午後2時47分に震度3を観測したのに続いて、48分と49分に震度4を観測し、その後も1、2分おきに震度1や2の揺れを観測し続けていた。
地震発生後、三条市では第1次配備の警戒体制をとり、市内の被害状況の確認や情報収集を行っている。午後7時半までに、けが人などの連絡はなく、水道、ガス、電気への影響もなかった。公共施設への被害では、須頃小学校、第二中学校、栄中学校、島田児童館、しらさぎ荘などで壁にひびが入るなどの被害があった。
また、各施設ではエレベータの使用を中止しており、三条商工会議所も地震直後からエレベーターに張り紙をして注意を呼びかけた。