燕市は、東日本大震災に伴う被災者の受け入れが本格化することなどから16日午後5時過ぎから第2回の燕市被災者支援対策本部会議を開いた。
燕市は16日、手まりの湯に避難者2人を受け入れ、17日は福島県南相馬市からの避難者約100人を消防本部防災センターで、さらに約100人が市民研修館と市民武道館で受け入れる。
燕・弥彦消防本部は緊急消防援助隊第3次隊3人を被災地へ派遣し、17日午前5時に出発。宮城県石巻市で先発隊と合流、10人体制となる。
また、燕市が受け入れた義援金は16日までに5件、227万4,325円となった。
会議では、これらの支援に伴う職員の体制のシミュレーションや節電関係、計画停電対策などについて話し合った。
冒頭、鈴木力市長は、会議では14回の第1回以降の情報の集約や共有、これから何をすべきかを考えなければならず、「いかに臨機応変に対応できるかが大切」とした。
これから職員にはさまざまな対応が求められるが、「大変だなと思ったらですね、テレビに映る被災者の姿を思い出してください。あれを思い出せば我々、行がんばだめら、という気になるわけです」、「そういう形でみんなで一致団結してやりましょう」と幹部職員を鼓舞した。