福島県南相馬市からの団体避難者を受け入れた三条市と燕市の市長が、それぞれのブログで避難者を励ました。
国定勇人三条市長は「三条市長日記」で「皆さんと一緒にいます」のタイトルで書いた。三条市総合福祉センターで避難者を受け入れる準備をしているようすの写真を掲載。長岡市の森民夫市長が主張する「1つの被災市町村を1つの支援市町村が徹底的に支える」方式にまではたどり着かなくても、「ピンポイントでメッセージを発していくほかないのではないか」との考えを示す。
それよりも「一枚も二枚も上手なのが我が県の泉田県知事」で、地震と原発に見舞われた南相馬市にピンポイントで手を打ち、「新潟県レベルで南相馬市さんからの被災者を受け入れる」決断に賛同。三重県菰野町の石原町長から支援表明のメールがあったことも紹介している。
鈴木力燕市長は、「南相馬市の皆さん、心より応援いたします」のタイトルで書いた。避難状況を説明し、「高齢者の方がとても多く、中には介護が必要な方も10数名」あり、受け入れ前日まで備蓄した毛布と寝袋を提供の計画だったが、当日朝になって急きょ、布団をレンタルに変更し、「結果的にこれが大成功」で、避難者に喜ばれた。
医師や看護師がすぐに診察や健康チェックを行い、ご飯と豚汁を提供、ボランティアから配膳してもらった。
また、数人が移動に車いすが必要だが、寝泊まりする武道館へ入るには段差があったが、いったん防災センターに向かってから戻ると日赤のスタッフがスロープを設置していたのに感謝。避難者には、「とにかく今日は長旅でお疲れでしょう。お風呂も沸いています。どうぞ今夜はごゆっくりお休みください」とねぎらい、受け入れをサポートした関係者に感謝している。