県立新潟県央工業高校(坂井章校長・生徒576人)の山岳部は18日、同校生徒や教諭、保護者などに協力を呼びかけた「新燃岳噴火災害支援募金」に寄せられた善意136,736円を日本赤十字社宮崎県支部を通じて被災地に送った。
募金活動は、7年前に同校も被害を受けた7・13水害で全国から寄せられた支援と、昨年、山岳部が出場したインターハイ会場だった霧島連山の新燃岳の噴火で被害を受けた人たちの力になりたいと、同関係者への恩返しの気持ちも込めたもの。
3月3日の卒業式前から終業式のこの日18日まで校内で募金活動を行い、生徒をはじめ教諭、保護者、募金活動を知った地域の人などから善意が寄せられた。
終業式のあと、山岳部生徒が手作りの募金箱を手に郵便局を訪れ、日本赤十字社宮崎県支部に送金した。
同校山岳部の顧問の和田正教諭は、「予想以上の協力を頂いたばかりか、多くの励ましの声をかけて頂きました」、「山岳部一同が勇気を持って募金活動に取り組むことができました」とたくさんの協力に感謝する。
また、新燃岳は現在も噴火を続けており、降灰も観測されているという。「今回の募金が、新燃岳噴火災害の復興に少しでも役立つことを願っています」と話している。