三条市社会福祉協議会内に開設された東北関東大震災にともなう避難所への対応を行う「三条市災害ボランティアセンター」では開設翌日の18日、三条市を中心に高校生から年配の人まで約300人が登録しており、うち67人が食事の配ぜんなどの活動をした。
三条市内4つの避難所のニーズにあわせたボランティアを募集し、避難した人への炊き出しのほか、状況に応じた活動を行う。
同センターによると、今の時点では、食事の配ぜんや掃除など1日に必要なボランティアは40人ほど。すでに大勢の人が登録をしているため、今後のニーズや活動できる時間などにもよるが、これから登録する人が実際に活動してもらうのは、しばらく先になりそうなことを了解してもらっているという。また、問い合わせもあるが、同センターのボランティアは、三条市内の避難所での活動で、被災地で活動するボランティアではない。
開設2日目の同日は、午前8時半からの受付開始まもなくで50人ほどが同センターを訪れて登録を行い、午後5時15分の終了までには電話を含めて300人余りが登録。
「おれにもできることあるかね」と窓口を訪れた高齢の男性、「恩返しです」と話す三条市の人もいた。登録を済ませた三条市石上の40才代の女性は、実家が桜木町で7年前の7.13水害で被災し、ボランティアの人たちに後片付けをしてもらった。自分にもできることがしたいと思い、申し込んだと話していた。
登録者は、三条市の嵐南地区を中心に、燕市や見附市の、高校生から年配の人まで、男女問わずあらゆる世代だった。
申し込みは、三条市東本成寺2-1、社会福祉法人三条市社会福祉協議会(三条市総合福祉センター内、電話:0256-33-8511、FAX:0256-33-3004)へ。募集範囲は、三条市内及び近隣市町村。電話受付の時間は、午前8時半から午後5時15分まで。実際に活動するときは、ボランティア活動保険の加入(280円の負担)が必要。