燕市被災者支援対策本部(本部長・鈴木力市長)は21日、燕市へ避難している人たちが燕市内の図書館を利用したり、有料サービスを無料で利用できるようになるIDカードの利用を開始する。
避難者がこのカードを利用することで、図書館で図書の貸し出しを利用できるほか、燕市産業史料館、分水良寛史料館、長善館に無料で入館でき、間もなくオープンの交通公園、さらに巡回バスと循環バスも無料で利用できる。
避難者が市の施設を利用したいという声に応えた支援策。IDカードという名称だが、個人を識別するものではなく、各避難所にカードを備えて外出するときにIDカードを持参して利用してもらう。
また、市内の理容店やラーメン店が避難者に無料サービスしたいという申し出があり、避難所へ出向いてサービスしてもらうよりも、IDカードを持参して来店した避難者に無料サービスしてもらう形で進めたい考えで、民間からの支援の輪の広がりにも期待している。