三条市被災者総合支援センターは21日から、三条市に避難してきた人が必要としている物資のリストを制作し、避難所ごとに必要な物資を必要なだけ募集する。
市内4カ所の避難所には、福島県を中心に約600人が避難している。それぞれの避難者に「今、必要な物資」のアンケートに答えてもらったものを集計し、各避難所ごとにリストアップした。
募集物品は、サイズの指定がある衣類、生活雑貨、乳幼児用品、枕、タオル、バスタオルをはじめ、洗濯機、自転車、ドライヤーなどのさまざまな物資。衣類はクリーニング済み、下着は新品などの条件もあり、避難所ごとの必要な物資のリストを市のホームページに掲載している。
物資の搬入は、それぞれの避難所で午前10時から午後5時まで受け付ける。各避難所の指定物資を確認し、必要としている避難所に直接、持参する。ただし、内容によっては断る場合もあるので、理解を求めている。また、各避難所の指定物資以外は受け付けない。
それぞれ必要な数量に達したら受け付けをいったん中断するが、必要に応じて、再度募集する場合もある。
また、21日から三条市総合福祉センター内に三条市と三条市社会福祉協議会が合同で「三条市被災者総合支援センター」を設置する。三条市に避難する被災者を総合的に支援しようと、これまで活動してきた三条市ボランティアセンターをさらに充実させる。
事務局は三条市社会福祉協議会。小林三条市社会福祉協議会事務局長をセンター長に、市職員と同社協職員でつくる「連絡調整班」のもと、「避難所支援班」、「物資支援班」、「おもてなし班」、「健康支援班」で組織する。