燕三条青年会議所(落合孝夫理事長)は、東北関東大震災に伴う街頭募金を行って寄せられた善意200万4,145円を燕市と三条市へ半分ずつ、寄付することにした。
燕三条JCは15日から21日までの7日間、三条市内のイオン三条店、原信四日町店、マルイ本成寺店、燕市内のチャレンジャー燕三条店、マルイ燕小池店の大型店5店舗で街頭募金を行った。
そこに寄せられた善意と期間中に開かれた同JCメンバーの結婚披露宴二次会に寄せられた善意合わせて200万4,145円、さらに利息も含めて半分に割り、両市に100万2,074円ずつを日本赤十字社を通じて東北関東大震災義援金への寄付を決めた。
燕市分の寄付は、24日午後4時半に落合理事長と石山昌宏事務局長が市役所市長室を訪れ、落合理事長から鈴木市長に善意を手渡した。
落合理事長は、街頭募金では「われわれがどんな団体で、どこにお金がいくのかなんていうことをいちいち聞かれることなく」善意を差し出してくれたことに、被災者に対する気持ちが表れたと言う。
街頭募金以外にも、「何かお手伝いができないと考えている」と落合理事長。燕市と三条市に避難している人たちの多くが福島県南相馬市の市民なので、南相馬市のJCとの連携を考えていると話した。
鈴木市長は、避難している人たちの多くが南相馬市のようすを一度、見て確かめたいと望んでいることから、落ち着いたら現地のJCと協力して希望する避難者を南相馬市へ連れて行く企画を提案し、落合理事長も乗り気だった。
最後にも鈴木市長は、「さすがJCさんって言われるような」ハードルを上げつつ、「すいません、あおって」と言いながらも燕三条JCの貢献に対する期待は大きかった。