燕三条青年会議所(落合孝夫理事長)と加茂青年会議所(桑原宗巳理事長)は26、27の2日間、東北地方太平洋沖地震に関する支援物資の収集、受け付けを行っており、市民の支援物資提供を呼びかけている。
上部団体の日本青年会議所が、被災地に支援物資を届ける取り組みとして各地の青年会議所が支援物資を収集しており、県内は新発田市、長岡市、上越市の3カ所に集積基地を設け、いったん集積基地へ支援物資を集めてから被災地へ運んでいる。
燕三条JCと加茂JCは合同で取り組み、燕三条JCは三条商工会議所、加茂JCは加茂市産業センターをそれぞれ会場に、2日間とも午前9時から午後3時まで、会員はもちろん、市民からの支援物資を受け付け、長岡市の集積基地へ運んでいる。
初日26日は両会場とも女性の来場が多く、子ども連れの人が目立った。燕三条JCは延べ約40人のメンバーを動員し、支援物資が届くあとから分類別に仕分けて段ボール箱に詰めた。
搬送用に2トントラックを用意したが、午前中だけでトラック1台分の支援物資が寄せらた。それらをトラックに積み込み、早くも昼前に集積基地へ向けて第1回の搬送に出発した。加藤将利副理事長は、反響の大きさに驚き、「予想以上にあたたかい支援をいただいて感謝しています」と話していた。
加茂JCは延べ25人の会員を動員。加茂市産業センターの裏手に受け付けを設けた。こちらも2トンをトラックを用意し、初日だけで1台分の支援物資が集まりそうな勢いに川田正人事務局長も「義援金もいただき、皆さんのできる範囲で協力いただきたい」と話していた。受け付けている物資は次の通り。
【食品】缶詰、米、水、袋入りラーメン、お菓子、レトルト食品
【生活必需品】カイロ、アルコール消毒液、包帯などの常備薬(飲み薬は不可)
【物資】懐中電灯、電池、カセットコンロ及びコンロ用ガス、サランラップ、ブルーシート、土のう袋、ラジオ、長靴、軍手、マスク
【幼児・子供向け】おむつ、粉ミルク、シャンプー(水不要のもの)、おしりふき、生理用品