三条信用金庫は25日、東日本大震災の被災者を受け入れる三条市内の避難所の運営に役立ててほしいと三条市に300万円を寄付した。
午後4時までに西潟精一理事長が市役所を訪れ、被災した人のために役立ててほしいと、国定勇人市長に300万円を包んだのし袋を手渡した。
同信用金庫はこの日、市内4つの避難所を訪問し、キャッシュカードのある人には同金庫での入出金などの取引ができることを紹介し、キャッシュカードのない人への対応や相談を受けることを説明。また、金融に限らずなんでも相談にのると説明したと言う。
市内で避難生活を送る人の地元、福島県南相馬市には、あぶくま信用金庫の本店があるが、震災の影響で照会の電話がつながりにくく時間がかかると聞いていると言い、避難している人のなかにも何か必要があれば「われわれが責任をもって対応する」と話していた。
また、同金庫は毎日、職員1人をボランティアとして三条市の被災者総合支援センターに派遣している。