プラスチック総合メーカーの曙産業(大山剛社長・燕市南1)は29日、東日本大震災の義援金100万円と燕市内の避難所で生活する人たちのために同社のプラスチック製食器セット440セットを燕市に寄付した。
午後3時半に同社の大山治郎会長が市役所を訪れ、善意を包んだのし袋と食器セットの目録を鈴木力市長に手渡した。
食器セットはトレー、カレー皿、おわん、コップ、カレースプーン、はし、しゃもじなどがセットになったもの。同社では弥彦村に50セット、長岡市にも50セットを寄付し、大山会長はほかにも要望があれば寄付する考えで、「われわれには情報がないので燕市を通じて連絡をもらえれば」。
また、同社が運営するギャラリー喫茶「六朝館」では、避難している人たちにいつでも飲食を半額で提供すると言う。大山会長は「会社でできるだけのことはさせていただきます」と言い、鈴木市長は「仮設住宅で家財道具をお願いすることになるかも」と息の長い支援を求めていた。