三条市北入蔵3、(株)ハーモニック(柄沢憲司社長)は28日、東日本大震災による避難所を開設している三条市に、避難している人の支援に役立ててほしいと200万円を、また、昨年亡くなった前社長の香典返しにと柄沢励副社長が100万円を合わせて寄付した。
午前10時半に、柄沢社長と柄沢励副社長の2人が市役所を訪れ、国定勇人市長に、それぞれが善意を手渡した。
同社は東北を地盤に商売してきたので、東北は「第2のふるさとという思い」と柄沢社長。その東北で被災した人たちを三条市が受け入れ、平成16年の7・13水害では三条市が全国からの支援に救われたことから、寄付を決めたと話した。
同社はカタログギフトを展開しており、地震の影響で受注が減少、東京でも冠婚葬祭の自粛などで影響が出ていると言う。被災地域はさまざまなものを生産している地域で、部品が生産できなくなって車の生産もストップしている。大阪でも部品の消耗を減らすため電車の間引き運転も実行されるらしく、西にも影響は広がって税収の落ち込みなど、経済への影響の広がりを心配していた。
この日は同社のほか、(株)カワセが50万円、(株)カワセ従業員一同5万円、池坊三条華道会10万円、(株)サン・ミール30万円、匿名1万円の寄付があった。また、このほかに三条市を通じて東北関東大震災の義援金として被災地に送るため市福祉課の窓口に、三条金物卸協同組合が50万円、栄地区の新堀自治会からも寄付があった。