新年度が始まった1日、三条市では午前8時半から市役所三条庁舎で新採用職員辞令交付式を行い、まもなく解散する一部事務組合の中越衛生処理組合の技師6人を含む33人に辞令を交付した。
今年度の新規採用職員は、一般事務職17人、保育職3人、消防職7人と、燕市との一部事務組合で現在整理中でまもなく解散する中越衛生処理組合から三条市汚泥再生処理センターへと移った技師6人の計33人。それぞれが、黒やグレーのダークスーツで出席した。
国定市長が一人ひとりに辞令書を手渡し、公務員は しっかりと誇りをもち続けなければ公平で全体の奉仕者としての活動はできないと述べ、この日を忘れることなく公務にまい進してほしいと期待した。
さらに、今回の震災は国難というにふさわしく、こういうときこそ、私たち公務員が全身全霊をかけ、被災者のため、日本経済のため、わが国のために何ができるか、三条市という目線から考えて行かなくてはいけない。
また、今朝、緊急消防援助隊の第9次派遣隊の消防職員を石巻市に送り出した。昨日、戻った隊は1日で40人以上の遺体を収容したとの活動報告を受けたとして、「本当に生死をかけた奉仕活動をわたしたちはしていかなければならない、その中に愛情がなければならない」、「公務員のありようを覚悟を決めてのぞんでほしい」と言い、「どうか一緒に頑張っていきましょう」と激励した。
このあと、今年度から三条市が始めた雇用制度の「期限付任用職員」の辞令交付式を行い、対象213人のうち66人が出席し、各職種の代表者らに国定市長が辞令書を手渡した。期限付任用職員については、国定市長のブログ「麗らかな春: 三条市長日記」でも詳しく書いている。