3月31日に燕市の第1避難所の消防本部防災センターで開かれた初めての鈴木力市長と避難している人たちとの懇談会で藤沢健一教育長は、市内に避難している小中学生を大関小学校と小池中学校で受け入れることを明らかにした。
県は28日、県内に避難している小中学生は、始業式や入学式に間に合うよう、原則として避難所のある小中学校に就学できるようにするが、避難している人が多い南相馬市、いわき市、双葉郡は特定の地域への就学を準備する考えを示した。
特定の地域への就学の対象は、南相馬市、いわき市、双葉郡。燕市に避難している人のほとんどは南相馬市だが、県の考えでは南相馬市は区にわけて小高区は新潟市、原町区は長岡市、鹿島区は上越市としている。
しかし、これは強制ではない。燕市の大関小と小池中への受け入れも同様に強制ではなく、今は各小学生、中学生の保護者に直接、指導主事が直接、希望を聞いているので受け入れが何人になるかはまだわかっていない。
大関小と小池中を受け入れ校に選んだのは、第2避難所の市民研修館・武道館から最も近く、歩いて通学できるのがポイントになったようだ。
鈴木力市長は、「第1、第2避難所とも同じ学校に通うことを前提」にしており、「お友達が一緒にかたまった方がいいだろう。そのためにはスクールバスみたいなことをやりながら、そちらの方へみんなで一緒に通えるようなことをやっていきたい」とのことで、第1避難所からの通学はスクールバスとなるようだ。
鈴木市長は、「必要な学用品、制服も含めてこちらで準備させていただきますので、その辺のご心配は必要ありません」。藤沢教育長も来週は、「勉強も遊びも燕の子どもたちと一緒にできるようなことを考えておりますので、ぜひ安心して燕市の教育現場にお任せ願えれば」と大歓迎だ。