燕市や市内の商工団体や業界団体、ハローワーク巻などは5日午後1時半から燕市吉田産業会館で平成23年度新規学卒就職者歓迎会を開き、今春、市内事業所に入社した26社の新卒93人が出席した。
市内事業所で社会人としてのスタートを切った若人を地元、業界をあげて歓迎、激励し、活躍や貢献を願って毎年、開いている歓迎会。市内事業所を通じて新卒者の参加を呼びかけており、以前として景気が低迷しするなか、ことしの参加は昨年の23社、72人を上回った。
鈴木力市長と山崎悦次燕商工会議所会頭が歓迎の言葉を送り、桜井甚一県議と斉藤広吉市議会副議長が来賓祝辞を述べたあと研修会を開き、日本電信電話ユーザー協会契約講師によるビジネスマナーセミナーを受講してもらった。
社会人1年生は、折り目も新しいスーツのほか、各事業所の作業着や制服で席を並べた。背筋を伸ばして出席したが、会場は上着を脱ぎたくなるほど暖かかったせいもあり、ついうとうとする人も。休憩時間になるとまだ付き合いの浅い同僚と笑顔で話していた。
就職を前に東日本大震災が発生。被災地では就職内定の取り消す会社も出た。今春の新卒就職者は、社会人としてのスタートを東日本大震災とともに記憶することになるが、キャリアを自分の手で切り開いていく。