三条市教育委員会は、4日午前10時から栄中央小学校の隣りに建設した栄中央保育所の竣工式を行い、完成を祝った。
東日本大震災で犠牲になった人たちに黙とうをささげて開式。国定勇人市長は式辞で、「この新しい保育所が地域の子育て支援の拠点となり、子どもたちの笑い声が響き、健やかに育っていくよう願うとともに、今後の子育て支援、保育サービスの充実を支援していく」と保育の機能にとどまらない活用に期待した。
同保育所は栄地区の福多と大和の両保育所を統合し、新たに建設した。平成21年8月に用地を取得、造成し、22年度に着工、このほど完成した。
敷地面積は約7,513平方メートルで、木造平屋建てで建築床面積は約1,602平方メートル。室内は木材をふんだんに使い、木の温もりを生かした施設で、最高8.27メートルと天井が高く開放的な遊戯室や、市内の公立保育所では初めて設置されたランチルームと発達支援室も特徴的だ。
定員は160人。統合前の子どもたちを引き継いでおり、すでに4月1日から保育はスタートしているが、翌5日に入所式を行って新しく入所する子どもたちを迎える。