昨年9月末から行われていた燕市吉田産業会館大ホールのアスベスト材の撤去をはじめとした大規模改修工事が終わり、3月31日行われた燕市の退任式がそのこけら落としとなった。
工事費用は建築工事4,643万円、電気工事3,174万円、外壁工事829万円、職業相談室空調414万円。昨年9月30日に着工、11月ころから大ホールなどの利用を中止して工事が行われ、ことし3月10日に完成した。
建築工事は、天井に使われたアスベストを含んだ吹き付け材の撤去と仕上げ改修、床や壁の張り替え、電気工事はホール照明器具86台を電動昇降装置付きに取り替え、音響機器の更新、外壁は補修が行われた。
新しくなった大ホールは、白い壁が明るく、別のホールのような印象に生まれ変わった。これまでは音の反響が大きく、同所での講演は声が聞き取りにくかったが、音響機器を新しくしたのに加え、壁や天井の吸音性が高まったおかげで、これまでと比較にならないくらい聞きやすくなった。