燕市児童研修館こどもの森(関崎智弥館長)は10日、同館で開館から14年目のスタートのコンサート企画、さらに東日本大震災復興記念ライブ「あきらちゃん&ラーメンちゃんのあそびうたライブ♪」を開き、約200人の親子が参加して歌って笑って体を動かして楽しんだ。
昨年11月にも燕市の保育士を対象に開かれた研修会の講師も務めて好評だった「あそびうた」の伝道師、たかはしあきらさん(41)と平山ラーメンさん(52)の2人のユニット。10人のスタッフからなる宮城県仙台市のアトリエ自遊楽校(じゆうがっこう)のメンバーで、全国を回って笑いを届けている。
二人はキーボードやギターを演奏しながら歌い、それにあわせて手遊びしたり、体をくすぐり合ったり、体を動かしたり。月ごとに誕生日の子どもたちが前に出て歌ったり踊ったりで、気がつけば会場が一体になって思いっきり体を動かしていた。
ハイライトはラストの「秘伝ラーメン体操」。3年ほど前に制作し、CDもリリースし、YouTubeに動画がアップロードされて全国的にも注目を集めている。
この日は、子どもたちから発泡スチロールのラーメンどんぶりのかぶり物をかぶってもらい、みんなで歌って体操した。たまたま訪れた鈴木力燕市長もどんぶりかぶってあいさつした。
歌詞の一部を燕の「背脂ラーメン」に変え、中国風のユーモラスな動きもあり、子どもたちは見よう見まねで体操に熱中。1時間半のライブはあっと言う間だった。続くサイン会には長打の列ができる人気だった。
アトリエ自遊楽校ある仙台市は、海岸部が今回の津波で中心地な被災地のひとつになった。2週間ほど前から同館にピンクの模造紙を張って利用者から被災地を励ますメッセージを書いてもらった寄せ書き4枚を持ち帰ってもらった。また、同館向かいの市民研修館・武道館に開設されている避難所の子どもたちも参加していた。