三条市選挙管理委員会は11日、前日10日に行われた新潟県議会議員選挙の三条市区の当選証書付与式を行い、当選した佐藤卓之氏(46)=自・現=と新人の坂田光子氏(56)=無・新=の2人に当選証書を手渡した。
市役所で行い、午後2時過ぎに県の選挙管理委員会に電話で当選者の報告を行ったあと、高野賢司三条市選挙管理委員長から当選した2人それぞれに嵐嘉明新潟県選挙管理委員長名の証書を読み上げて、手渡した。
高野委員長はあいさつで、東日本大震災という未曾有の大震災と被災者の受け入れ、過度ともいえる自粛ムードのなかでの厳しい選挙戦のなか、公正で適正に選挙運動が行われたことに感謝し、「地元地域の声をしっかりと心に留め、新潟県のさらなる発展と県民の幸せのためにご尽力を賜りますようお願い申し上げます」と、活躍を願った。
再選を果たして2枚目の当選証書を手にした佐藤氏は、「あらためて私に投票してくださった皆さんに感謝の気持ち。選んでくださった皆さまをはじめ、三条市民、県民の皆さまのお役にたてるように一生懸命、仕事をしていきたいとあらためて感じました」、「決意をより強くしました」と話した。
初当選の坂田氏は、「道州制の話や地方分権が進むなか、新潟県議会議員の位置は中二階ともいわれるが、もっと見える形にして、県のこと、市のことを皆さんから関心をもってもらえるよう努力したい。皆さんからのご期待がわたしをここに連れてきてくれたと思うので決意を新たにした」、初めての当選証書を手にして「実感がわかない。うれしいというよりも、明日が試験という感じがする」で緊張感を話したが「精一杯取り組んでいきたい」決意を述べた。
このあと、佐藤氏が「一緒になって頑張っていきましょう」と坂田氏に話し、互いに「よろしくお願いします」と笑顔であいさつした。