弥彦観光協会は11日午後、三条市内4カ所に設置された避難所のうち2カ所で避難している人たちに汁粉をふるまうボランティアを行った。
同協会に加盟する弥彦温泉のホテルや旅館から三条市勤労青少年ホーム「ソレイユ三条」に5人、三条市総合福祉センターに6人が訪れ、あらかじめ調理しておいた汁粉をその場で温めて1人に1杯ずつ味わってもらい、あわせて温泉まんじゅうと地元の銘菓、米粉せんべいもサービスした。
同協会情報宣伝部会(河村信之部長)が中心となって取り組んだボランティア。先に燕市に避難している人たちを弥彦温泉で上演されていた大衆演劇に招待する事業も行っている。
三条市嵐南地区が水没した7年前の7・13水害ででは、被災者を弥彦温泉へ招待するボランティアもあった。「ソレイユ三条」を訪れたメンバーのひとり、「ホテルみのや」の白崎純也専務は、「サービス業なので平日の方が都合がいいので」。「原発問題で避難生活が長引きそうなので、これが最後でなく、継続的にボランティアができれば」と話していた。