県は14日、前日13日に行ったピークカット15%大作戦の第1回トライアルの結果、昨年の同じ水曜の14日と比べて17%、約40万kW減のピークカットを達成したと発表した。
時刻 | ことし 2011年4月13日(水) |
昨年 2010年4月14日(水) |
削減量 削減率 |
午後5時〜6時 | 195万kW | 234万kW | 39万kW 17% |
午後6時〜7時 | 200万kW | 241万kW | 39万kW 17% |
平均 | 198万kW | 238万kW | 39万kW 17% |
トライアルは午後5時から7時まで行われた。5時から6時までの1時間の使用電力は195万kWで昨年の234万kWに対して17%、39万kW減。6時から7時までの1時間は同じく200万kWで昨年の241万kWに対して17%、41万kW減。通して198万kWで昨年の238万kWの17%、47万kW減に削減された。
県内の事業所や県民の強力によって削減されたもので、目標とするピークカット15%を上回る削減を達成した。
分析では、東日本大震災発生以降の節電努力で、トライアル前日にも昨年と比べて9〜10%のピークカットが行われていた。トライアル当日は前日に比べてさらに8〜9%のピークカットがなされたことになる。
トライアル当日の電力使用量を前日と比較すると、トライアル開始前の午後3時から4時からの1時間は1%減だったが、午後6時から7時は9%減にのぼり、トライアルの効果がはっきりと表れた。
また、夕方の時間帯における前年のピーク時間は午後6時から7時だったが、トライアル当日のピーク時間は午後3時から4時で、ピーク時間がシフトし、電力使用量の山をなだらかにした。県では、今回のトライアルの結果を踏まえ、27日に行う第2回のトライアルに臨む。