15日、三条市内の4つのロータリークラブと三条市医師会などが、三条市に避難している人たちのために役立てて欲しいと、それぞれが三条市に義援金や物資を寄付した。
昼前に三条市内4つのロータリークラブの代表者らが市役所を訪れ、義援金や支援物資の目録を国定市長に手渡した。内容は三条ロータリークラブが義援金200万円、三条北ロータリークラブが同100万円、三条東ロータリークラブが同100万円。三条南ロータリークラブは市内4つの避難所から要望のあった冷蔵庫、掃除機、テレビ、トイレットペーパーなど総額100万円以上の物資を贈った。
続いて三条市医師会(池田稔会長・138会員)の池田会長、伊藤高史副会長、西川賀顕事務長の3人が市役所を訪れ、国定市長に100万円の善意を手渡した。
国定市長は、「避難所周辺の先生方には本当によくしていただいて」と礼を述べた。避難所生活が1カ月を過ぎ、避難している人たちの体力が落ちている。収束に向かっているが感染性胃腸炎を発症した人もいることなどにふれた。
さらに、これからどう気をつければいいか相談すると伊藤副会長は、「うがい、手洗いの徹底しかない」とアドバイス。気温が上がると熱中症にも注意が必要と話した。
市内4つの避難所のうち、勤労青少年ホーム「ソレイユ三条」の体育館だけ冷房がない。国定市長は、避難所生活では不自由な住環境の改善のためにも「5月を目途になんとか雇用促進住宅などに、移ってもらえるように努力を続ける」と話していた。
また、この日、午後からは新保、枝郷自治会も義援金を持参した。