三条市の繁華街「本寺小路」周辺の飲食店有志でつくる「本寺小路元気プロジェクト」(舟山勝聡会長・加盟31店)は、東日本大震災の被災地への支援を忘れないようにと「がんばろう東北・がんばろう日本」の文字を入れた缶バッジを製作し、販売を開始。売り上げは義援金として三条市に寄付するので、多くの協力を呼びかけている。
缶バッジは直径約4センチでデザインは5種類。同プロジェクトのキャラクター「元気くん」のイラストと「がんばろう東北 がんばろう日本」、「Sanjo.honjikoji」の文字、日本地図などをデザインした。
趣旨に賛同した弥彦村・(株)坂井商店がデザインから製作までを格安で引き受けた。1個200円で限定350個を販売する。
同プロジェクトでは、加盟店で善意を募って義援金を贈ることもできたが、震災復興の長期化が予想され、長期に渡る支援が大切と考えて缶バッジを発案。販売後も缶バッジを見かけることで震災を思い出してもらおうというわけだ。
震災後、本寺小路の客足も減り、加盟店も缶バッジを完売するよう頑張ろうという願いも。また、加盟店でサービスを受けられる「千社札型ストラップ」は現在、「鉋(かんな)ストラップ」を1個600円で販売しており、その売り上げも義援金に充てる。
缶バッジは、プロジェクト加盟店と趣旨に賛同する三条市興野2、豆工房コーヒーロースト三条店で販売、「千社札ストラップ」は加盟店で販売している。