燕市教育委員会と燕茶道友の会(佐藤和子会長)は、5月8日午前10時から県指定の天然記念物「八王寺の白藤」を保存する燕市八王寺、真宗仏光寺派安了寺でことしも第35回白藤茶会を開く。
分水地区の石州流本田慈心庵さんが席主を務め、同寺の庫裏(くり)で点前を披露し、午後4時に終わる。
白藤の巨木を飾る花房の色香とともに、風薫る5月の茶席を満喫してもらおうと毎年開いており、毎年約250の茶席券を用意している。
主催の燕茶道友の会は、燕市の合併を契機に3年前に市内の茶道の先生を会員に発足し、燕、吉田、分水にそれぞれ支部を置く。
「八王寺の白藤」は幹回り約6メートル、枝は東西約30メートル、南北約20メートルにも広がり、地元の八王寺大白藤保勝会が保護、管理する。昨年に続いてことしも開花が遅れそうなのが気がかりだが、大勢の参加を呼びかけている。
茶席券は500円。燕市の中央、吉田、分水の各公民館で扱っているが、当日は安了寺で当日券も販売する。問い合わせは燕市中央公民館(電話:0256-63-7001)へ。