来春公開の燕のご当地映画『アノソラノアオ』の最終オーディションが24日、燕市吉田産業会館で行われ、先に行われたキャストオーディションに参加した136人からしぼられた23人がメーンキャスト12役を目指して最終オーディションにのぞんだ。
映画は「はばたけ燕実行委員会」(委員長・細川哲夫燕商工会議所副会頭)の制作で、燕市を舞台に本県出身の俳優や市民の出演にこだわり、地元でオーディションすることに。10日の1回目のオーディションには136人が参加した。
この日はあらためてメーンキャスト12役の候補として23人から最終オーディションを受けてもらったもの。参加者にはなりたい役を希望してもらったが、希望と違う役に就いてもらうこともある。メーンキャストからもれた人も、ほかの役に就いてもらい、応募した人からはなんらかの形で映画制作にかかわってもらうことになる。
1回目のオーディションは予想以上に参加が多く、グループオーディションになったが、最終オーディションではひとりずつ行った。燕市吉田地区の出身、在住の監督ナシモト タオさんとアイエス・フィールド=東京都渋谷区渋谷3=代表取締役のプロデューサー島田豪さんが審査員を務めた。
せりふを読みながらだが、相手役とのかけあいを含めて前回のオーディションよりも長いせりふに挑戦してもらった。参加者の大半は演技の経験がなく、ぴりぴりと緊張しているようすは明らかだった。
監督のナシモトさんは、「せりふを一字一句、そのままというわけではなく、決まった流れに向かっていけばそれでいいんで」と、早くも演技指導のようなムードになることもあった。30日ころまでに審査結果がまとまる。