三条ロータリークラブは8日、姉妹クラブで台湾の新竹城中(しんちくじょうちゅう)ロータリークラブから東日本大震災で被災した人たちのために役立ててほしいと贈られた義援金100万円余りを三条市に届けた。
新竹城中クラブは、台湾の新竹市のクラブ。2005年度に三条ロータリークラブと姉妹クラブの締結をして以来、毎年、交互に両クラブのメンバーが日本と台湾を行き来し、交流を深めている。
午後2時前に三条ロータリークラブの樺山仁会長、明田川賢一幹事、国際ロータリークラブ第2560地区2010‐2011年青少年交換委員も務め、姉妹クラブ締結時に会長だった佐野勝榮さんの3人が市役所を訪れ、国定勇人市長に台湾からの大きな善意107万2,000円と同クラブからのメッセージを手渡した。
樺山会長らは、メッセージに「遠く離れていても気持ちはつながっています。思いやりの心に国境はない」とあることや、地震発生から間もなくして同クラブから支援の申し出があったことを紹介。「まさしく国際奉仕活動」、「なかなかできないことで、ありがたいこと」と市長に伝える一方、「一昨年の台湾での地震もあったのに、われわれ姉妹クラブとして申し訳ない」とも話していた。
国定市長は、「台湾の皆さんが日本を支えようという動きは、マスコミを通じて聞いていたが、目の当たりにするとすごいですね。なかなかできないこと」。「こうして全世界から支えていただいているのですから、復興しなくてはいけませんね。また、できると思います」と、礼を言いに台湾に行きたくなったと遠くからの支援に「すごいですね」と繰り返し、感謝した。