燕市燕地内で10日午前1時ころに発生した火災は、店舗兼住宅1棟を全焼、隣の木造2階建て店舗兼住宅1棟を半焼し、午前3時4分に鎮圧、午前5時48分に鎮火した。この火事によるけが人や行方不明者はいないようだ。
火事は、燕市燕地区の商店街通りの宮町アーケードに入る手前の交差点から燕駅に向かう道路沿い。
無職小林茂一さん(78)方(一部が学習塾「橘セミナー」)の木造一部鉄骨2階建て店舗兼住宅726平方メートルを全焼し、隣家の米穀店経営森井茂男さん(65)方の木造2階建て店舗兼住宅約429平方メートルを半焼した。
午前1時19分に付近の人から通報を受け消防が出動した。火災現場は木造の建物が密集する住宅地。消火作業中には、燕市内では最大瞬間風速24メートルの強風が吹きはじめ、暴風雨の大荒れとなり、さらなる延焼も心配されたが、燕・弥彦総合事務組合消防本部では延焼拡大の阻止に努めた。夜中の火事だったが、旧燕中心部の住宅密集地であり、大勢の住民らが心配そうに消火作業を見守った。
出火原因など詳しくは、10日朝から警察と消防で調査する。