14、15の2日間行われる燕市・戸隠神社の春季例大祭で万灯や踊りで支える木場小路万燈組若連中(沖坂正喜総代)は11日、役員に募って寄せられた善意10万円余りを東日本大震災の義援金に役立ててほしいと燕市に寄付した。
午後3時前に木場小路万燈組若連中の総代、会社役員沖坂正喜さん(36)=燕市水道町2=と副総代の流通業小林健夫さん(35)の2人が市役所を訪れ、鈴木力市長に役員有志数十人から寄せられた10万3,966円を手渡した。
ことしの春季例大祭は東日本大震災の発生もあって万灯を中止し、踊りも原則として下座をやめて神社境内と門付けだけと、規模を縮小して行う。
総代の沖坂さんは、宵宮まで3日と迫った春祭りに向けて「東日本大震災で犠牲になられた方のご冥福を祈り、被災地の復興の願いを込め、気持ちを込めて参拝したい」と話していた。寄付の使いみちは燕市に任せた。