14、15日と三条市・八幡宮の春季大祭「三条まつり」、大名行列と舞い込みの15日は日曜に当たって例年以上のにぎわいに期待 (2011.5.12)

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三条市・八幡宮(藤崎重康宮司)の春季大祭「三条まつり」が、ことしも14、15の2日間行われ、ハイライトの大名行列と舞い込みが行われる15日は日曜で大勢の観客でにぎわいそうだ。

三条まつりの準備始まった三条市・八幡宮
三条まつりの準備始まった三条市・八幡宮

14日の宵宮祭で幕を開け、翌15日は午前10時から八幡宮大祭の神事、10時半から境内で三条市観光協会主催の傘鉾(かさぼこ)人形コンクール、午後0時45分に大名行列が八幡宮を出発、5時から境内での舞い込みと続く。

三条市観光協会主催の傘鉾人形コンクールは、自治会や商店街などが家庭用品のざるやたわしで傘鉾人形を作り、地元有識者が審査して各賞を決めるもの。ことしは、東北の営業所が被災した(株)高儀が震災の影響として不参加で、昨年より2基少ない9基の出品。

境内には早くもお化け屋敷がお目見え
境内には早くもお化け屋敷がお目見え

大名行列は、神事で本殿の御霊(みたま)を移したみこしを守り、先供(やっこ)、道祖神(てんぐ)、鷹匠の子どもたち、若衆会、神職、囃子方、傘鉾など総勢約460人で編成。八幡宮を出発して本町通りを進み、神明宮前で行列を組み直して田島の諏訪神社に進み、八幡宮に戻る。ことしの若衆会の参加は290人と近年では最も多いという。

大鉾(おおほこ)など背の高い大型の道具は昭栄大橋下をくぐれないので、橋の手前で折り返しており、行列のすべてを見るには昭栄大橋より手前の見物がおすすめだ。

舞い込みは、大名行列から戻った道祖神、2基の御輿、太鼓がそれぞれ境内を3周して拝殿に納める行事。それぞれの後に、祭のはんてんなどを着た子どもを肩車した親が続いて走り、境内を3周して拝殿に入る。参加した子どもたちの無病息災の祈願でもあり、毎年、境内は身動きがとれないほど大勢の参加者と見物人でにぎわっている。

八幡宮拝殿にしめ縄を飾る
八幡宮拝殿にしめ縄を飾る

ことしは日曜で、舞い込みにもさらに多くの人出が予想されることから、警備担当の三条祭り若衆会は、舞い込みの参加者は、危険防止のために必ず白足袋をはくことを呼びかけている。当日は境内で白足袋を販売する。また、拝殿に入るときに肩車した子どもの頭を梁(はり)にぶつけないように注意し、参加者も見物人も警備の指示に従うよう求めている。

祭り期間中は、八幡宮周辺で臨時の交通規制が行われている。臨時駐車場として14、15の2日間は午前10時から午後10時まで、三条鍛冶道場、中央市場の駐車場を開放する。例年、体育文化センターも開放していたが、今回はスポーツの大会で総合体育館が使われるため使用できない。また、八幡宮までの距離はあるが、行列の通る商店街通り(昭栄大橋)まで直線で行かれる市役所駐車場も駐車することはできる。

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