燕市産業史料館では、5月13日から29日まで「追悼 捧武写真展『田園の微笑』」を開き、昨年12月20日に77歳で急逝したアマチュア写真家、捧武さんの遺作を展示する。
『田園の微笑』は1992年発刊した捧さんの写真集で、翌93年にアマチュア写真家にとって金字塔のひとつ、第2回林忠彦賞を受賞。2005年にはそのなかの写真のひとつ、子どもたちが川船に乗る写真が東京都写真美術館で開かれた日本写真家協会展「日本の子ども60年−21,900日のドラマ−」に出展されている。
その写真も含め、この写真展では『田園の微笑』に収録されたモノクロ作品をパネルにした26点を展示する。
毎年5月は館蔵品展を開いているが、捧さんが急逝したことで急きょ、追悼展の開催に差し替えた。11日は旧友、郷土史研究家で燕市文化財調査審議会委員長でもある石黒克裕さんと捧が会長を務めた地元写真愛好者とのグループ、「PHOTO 風音」の田中未来さんも手伝って展示作業を行った。
15日と22日はそれぞれ午後2時から作品解説会も開く。 開館時間は午前9時半から午後4時半まで。入館料はおとな300円、子ども100で、土、日曜と祝日は、燕市内の小中学生と付き添いの保護者 1人が無料。問い合わせは同史料館(電話:0256-63-7666、メール:sangyoshiryokan@city.tsubame.niigata.jp)へ。