12日に上越保健所が管内の卸売業者から提供を受けた農産物を検査したところ、茨城県産のパセリから厚生労働省が定める暫定規制値を超す放射性セシウムが検出された。
このパセリから検出されたのは、放射性ヨウ素210ベクレル/kg、放射性セシウムが1,110ベクレル/kgが検出された。
厚労省が定める暫定規制値は放射性ヨウ素2,000ベクレル/kg、放射性セシウムが500ベクレル/kgで、放射性セシウムが暫定規制値の2倍以上を検出した。このパセリの出荷者は茨城県ステビア農産物研究会で、提供を受けた卸売業者から同一ロット品は出荷されておらず、ほかの流通経路は調査中。流通経路を調査し、同一ロット品の販売中止を指示する。
規制値を超える農産物(野菜類)が流通したことについて泉田裕彦知事は「大変遺憾」とし、県としては「卸売業者に対し流通先の調査・回収を指示するとともに、茨城県に対し当該品の販売禁止を要請し、国に結果通知」したとコメント。「県では、県内消費者の食の安全・安心を守るため、今後も継続して、県内に流通している農産物の放射性物質検査を確実に行ってまいります。」としている。