燕市社会福祉協議会(青柳芳郎会長)の東日本大震災支援「陸前高田市行き市民ボランティアバス」が13日から3泊4日の日程で岩手県陸前高田市へ向かっており、初日は13日は出発式を行ってボランティアを申し込んだ市民15人と職員5人の合わせて20人を送り出した。
同社協は震災後に同市へ応援に行き、現地の状況がよくわかっていることなどから同市への市民ボランティアバスの運行を決めた。最終日の福島県内の温泉宿泊なども含めて参加費11,000円で参加者を募集したところ、20歳代から60歳代までの燕市民と燕市在勤の男12、女3の15人が申し込んだ。
出発式は午前7時からの燕市文化会館で行った。青柳会長はあいさつで、現地での活動、活躍が、被災した人のパワーにつながることを願っていると話し、「笑顔で、元気で帰ってくることを願っています。気を付けて」と激励。参加者が分乗したマイクロバス2台に大きく手を振って見送った。
参加者の女性のひとりは、7・13水害で三条市内の知人の家で作業を手伝ったが、災害のボランティア活動は初めてと言う。「テレビを見ていると、実際の被災地はテレビとは違うと皆さんが話されているので全然、想像がつかない」と言い、現地での活動については、「皆さんと一緒にできることをしてきたい」と話していた。
一行は、この日のうちに岩手県に入り、陸前高田市の陸側に隣接する住田町の公民館に宿泊し、市内視察のあと14、15日とボランティア活動を行う。その後、被災地の観光地支援にもなればと福島県郡山市の磐梯熱海温泉に宿泊し、翌16日に燕市に戻る。