三条まつりは14日、三条市・八幡宮の春季例大祭の宵宮で幕開け、好天の土曜日だった宵宮の人出は昨年より1,000人多い33,000人(三条市調べ)だった。
露店は昨年より18店少ない232店の出店を受け付け、八幡宮境内や八幡小路などにぎっしりと並んだ。
日中は強い風が吹いたものの気温は20.2度まで上がり、昼ころから小学生や中学生、高校生や親子連れなどが続々と訪れた。日暮れとともに気温は下がり、午後6時は15.6度で肌寒くなったが、人の波はますます増えて参拝の行列はどんどん伸びていった。
午後7時から神事を行って、三条祭りの幕開け。境内は土ぼこりが上がらないように、塩化カリウムをまいて対応。三条市によると休日の人も多く、例年以上の出足も早かった。
境内で、恒例の天狗の面やおみくじ、祭のはんてんなどを販売している三条祭り若衆会では、ことし、祭のはんてんを着た子どもたちと記念撮影ができればと制作した
「道祖神」、「天狗様」の等身大の写真パネルを同テント脇の狛犬の前に設置しており、大きな天狗様を見つけた親子連れなどがカメラ付携帯電話などで、「この人が天狗さまだよ」、「明日の行列に出られるんだよ」と子どもたちに聞かせてわが子ど天狗を撮影していた。
参拝客は露店をのぞいて歩き、ぽっぽ焼きや肉巻おにぎり、たこやき、お好み焼きなど行列のできる露店も。参拝を終えて帰宅する家族連れは、綿あめやおもちゃなどをぶらさげており、それぞれに春祭りの夜を楽しんでいた。